看護部詳細

「生きる力」を引き出す看護を


当院は265床の急性期病院で、二次救急医療体制を担い、救急医療を含めた地域医療に貢献しています。また、「地域住民に信頼される最新の医療を提供し、住民の健康と疾病予防に貢献する」「その人らしさを大切にしたケアサービスに徹する」という病院理念のもと、多職種が連携してチーム医療を推進しています。スタッフステーションには、薬剤師・MSW・医事課職員が常駐しており、看護実践に専念できる環境も構築されています。

私たちは、向日葵のように明るく、そして患者さまの心に火を灯せるような看護師の育成を目指します。さらには、一人ひとりが魅力ある専門職として、患者さまの「喜び」「勇気」、そして「生きる力」を引き出す看護を実践していきます。

看護部の理念

私たちは、病院の理念に基づいたチーム医療を重視し、地域の方が安心して医療が受けられる環境を整え、信頼される看護を提供します。

  1. 患者さまの人権を尊重し、質の高い看護を提供します。

  2. 患者さまやご家族に信頼される看護支援をします。

  3. 専門職として自立、自己啓発に努力します。


看護部の実践目標

  • 人間としての尊厳と権利の尊重

  • 心身の苦痛の緩和とニーズへの対応

  • 看護実践に対する自己責任

  • 安全の確保

  • チーム医療のための積極的協働

  • よいコミュニケーションと好感の持てるマナー

  • 自己啓発と後輩育成

  • 資源の効率的運用

  • 地域社会への貢献

看護体制

  • 看護提供体制
    一般病棟      7:1
    地域包括ケア病棟 13:1

  • 看護方式
    固定チームナーシング(継続受け持ち方式)
    4月~6月の新人指導時にPNSで実施

  • 2交代制

  • 看護単位
    病棟:7単位
    手術室・外来:2単位

  • 看護師数 238名(常勤) 

  • 組織
    部長:1名(認定看護管理者)
    副部長:1名
    看護師長:12名
    副師長・看護主任(副主任):28名

【2023.5現在】

委員会活動

看護部委員会

教育委員会

  • 院内研修及び部署内の学習会の企画・運営・評価

  • クリニカルラダーの活用と評価

  • 看護研究の支援

記録委員会

  • 看護記録の標準化と監査

  • 看護診断・看護計画の見直し

  • 看護基準の作成と見直し

業務改善委員会

  • 看護業務の質の向上と効率化に向けた検討

  • 看護手順、検査手順の作成・評価・改定

電子カルテ・パス委員会

  • 看護に関わる電子カルテに関する検討

  • クリニカルパス作成・運用の支援、評価・改定の支援

  • 院内情報システムの活用に関する検討と周知

看護部主任会

[教育]

  • 新人看護師臨床研修の企画・運営・評価

  • プリセプタ支援

[接遇]

  • 看護師全体の接遇指導および看護倫理についての指導

  • 中途採用者支援



看護部が参加する病院内委員会

ICT

  • 院内の感染の発生状況を把握し、対策を講じる

  • 微生物検査結果に基づいた感染対策や抗菌薬の適正使用の推進

  • 職員への感染防止対策の研修

  • 他の医療機関と感染に対する連携体制

RM小委員会

  • インシデント・アクシデント事例を収集し、分析を行い、安全対策を立案・改善し周知する。また、安全管理対策のための啓発、教育を行う
    (RM=リスクマネージメント)

褥瘡委員会

  • 褥瘡回診(褥瘡の評価、予防、治療についての検討、処置の実際)

  • 適切な耐圧分散寝具・用具の選択

  • NSTとの連携による栄養療法の実施

NST

  • 入院患者の栄養状態の評価

  • 適切な栄養補給方法の提案・選択・実施

  • 他の医療機関と感染に対する連携体制

認知症サポート

  • 認知症ケアの方法や療養環境の調整、薬剤の使用方法などへの助言・提案

RST

  • 人工呼吸器(IPPV/NPPVを問わない)装着患者の早期離脱のための評価と支援

  • 呼吸ケアに関する現場教育

退院支援委員会

  • 患者さまが住み慣れた地域や望まれる環境で、不安なく過ごせるような入退院支援を目指す

  • MSW、リハビリ科、薬剤部など多職種で情報を共有し、タイムリーに支援介入できるようなシステム(記録、連携など)作りに取り組む

排尿ケアチーム

  • 下部尿路症状による排泄障害が予測されるまたはすでに障害がある患者さまに対して、医師、看護師、セラピストの多職種チームで「排尿の自立」を目指して援助する。
    入院中から介入開始し、必要であれば退院後、外来でも継続して介入している

緩和ケアカンファレンス

  • がん疼痛のために使用している、医療用麻薬を含む鎮痛剤の安全な使用を目的に多職種でカンファレンスを実施

  • トータルペイン(全人的苦痛)の観点より、患者・家族さまへのケアの方針を話し合う

教育理念

専門職業人として、組織の発展や看護の質向上のために、組織の活動に貢献できる能力と、豊かな人間性を養う


教育目標

看護師として自立し、より専門的な看護領域を深めるために必要な臨床看護実践能力を育成する

  1. 看護実践能力を育成する

  2. マネジメント能力(安全管理・感染管理・災害時の対応)を育成する

  3. 所属するチーム内での自分の役割を認識し、遂行できる能力を育成する

  4. 実践的看護研究能力を育成する

  5. 看護の特定分野の知識・技術について自己教育力を高め、組織の中で活用できる人材を育成する


目指す看護師像(キャリアパス)

当院の目指す看護師像(キャリアパス)|東大阪地域にある育和会記念病院
※画像をクリックすると別ウィンドウでPDFデータが開きます

ラダーレベル別 院内研修

    • 4月
    • 病院の理念及び組織、機能について
    • 看護部の理念及び組織、機能について
    • コミュニケーション・接遇・マナーについて
    • 事故防止・感染防止について
    • 看護記録について
    • 看護倫理とは
    • 酸素の取り扱いについて
    • 嚥下について
    • 褥瘡・スキンケアについて
    • 一次救命処置、AEDの取り扱い
    • オムツの取り扱い・当て方
    • 輸液ポンプ・シリンジポンプについて
    • 5月※
    • 看護必要度について
    • 6月※
    • ポジショニングについて
    • 看取りについて
    • 7月※
    • 事例の振り返り
    • フォーカスチャーティングについて
    • 10月※
    • 医療安全対策について
    • 2月
    • 症例のまとめ
    • 3月
    • 人工呼吸器(初級)について
    ※5月~1月JNAラダー「レベルⅠ」到達のための研修

    • 6月※
    • 事故防止研修
    • 救急看護研修(9月/11月/2月/3月)
    • 7月※
    • ポジショニングと圧抜き
    • リスクマネジメント
    • 10月※
    • 尿路感染と血流感染
    • 疼痛評価と医療用麻薬
    • 2月
    • リフレクション研修
    ※5月~1月JNAラダー「レベルⅢ」到達のための研修

  • 【レベルⅤ】 病院・看護部の一員として集団を発展させることができる

新人教育

目 的

  1. 不安なく役割移行でき、組織やチーム内で自分の役割を認識しメンバーの一員として行動できる看護師を育成する

  2. 安全安楽に配慮して、基本的な看護技術が提供できる看護師を育成する

  3. 魅力的な社会人としての成長を支援する


方 法

  • 新人看護師年間計画 ※HCU、手術室は別スケジュールで実施


    新人年間到達目標

      • 患者の安全と安楽に配慮して基本看護ケアが実践できる
      • 受け持ち患者の看護計画を立案し、責任を持って実践できる
      • 組織やチーム内での自分の役割を認識し、メンバーの一員として行動できる
      • 必要な報告、連絡、相談ができる
    • 4月 指導を受けながら実施し、できるだけ多くの技術を経験する
    • 病棟の特徴、業務の流れを知る
    • 患者を受け持つのに最低必要な知識、処置を習得できる
    • わからないことが聞ける
    • 実施したことが報告できる
    • 基本的な看護技術が実践できる(採血、・点滴・膀胱カテーテル挿入など)
    • 5~6月 指導者と必ず一緒に実施し、意見や情報を交換する。指導者の技術をしっかり見る
    • メンバーとして患者を受け持ち、ケアができる(平日日勤で4~6人受け持てる)
      • カルテの見方がわかり、患者ケアに必要な情報をとることができる
      • 基本的看護ケアが実践できる
      • 疾患を理解し、看護過程の展開ができる
  • 安全への配慮ができ、事故発生時の対処ができる
  • 基本的看護ケアが実践できる(バイタルサイン測定・日常ケア・入院受入れ・手術・検査の介助)
    • 7月
    • 3ヶ月目の自己評価ができる
    • 7月~9月 報告・連絡・相談しながら一人で実施する
    • メンバーとして患者を受持ちケアできる(土日日勤で8~10人受け持てる)
    • 問題を明らかにでき、解決に向けて具体策を考え、行動できる
    • 与えられるだけでなく、自分で判断した看護ケアができる
    • 看護計画の評価、修正ができる
    • 各業務の流れが把握できる
    • 自己を振り返り、目標や課題を明確にして達成できる
    • 基本的看護技術が実践できる(輸液ポンプ・シリンジポンプ)
    • 10月~12月 指導を受けながら実施し、できるだけ多くの技術を経験する
    • 病棟の特徴、業務の流れを知る
    • 患者を受け持つのに最低必要な知識、処置を習得できる
    • わからないことが聞ける
    • 実施したことが報告できる
    • 基本的な看護技術が実践できる(採血、・点滴・膀胱カテーテル挿入など)
    • 1月
    • 9ヶ月目の自己評価ができる
    • 事例のまとめを行う
    • 2年目に向けての目標をあげ、ステップアップすることができる
    • 3月
    • 最終評価を行う
  • 各部署では、教育担当者2名、実地指導者2名程度選出し新人指導に当たる
  • 自部署でのOJTとは別に、手術室研修を実施する
  • 行動計画表および技術チェックリスト、経験項目チェック表を用いて指導する
  • 個人評価票にて、実地指導者と主任が評価を行う

中途採用者教育(ワンピースシップ)

目 的

経験や能力がさまざまな中途採用者を、入職時からその人の背景を考慮した教育支援を行うことにより職場に定着させる。


方 法

  • 入職から1年間、「中途採用者年間行動計画」に沿って指導を行う

  • 各部署で中途採用者1名に対して1名の指導担当者(ワンピーサー)を選出し、入職から約6ヶ月間(ケースにより延長する)教育を担当する

  • 入職から6ヶ月以内に、院内全体で中途採用者研修を実施する

  • 新人看護師用の技術チェックリスト及び経験項目チェック表を用いて評価する


「ワンピース」の言葉の意義

形の違う個々のピース(ワンピース)をつなぎ合わせてひとつの絵を作り上げるジグソーパズルのように、「様々な病院から入職した個性も能力も性格も異なるひとりの中途採用看護師を仲間として認め、補い合って共に働くことで、ひとつのチームとして大きな力を発揮できる」というメッセージを込める。お互いの差異を認め、尊重しあえる組織作りを目指す


指導担当者(ワンピーサー)の役割・はたらき

  • 中途採用者であることが望ましい

  • コミュニケーション能力に優れ、中途採用者の背景・立場を理解してよい相談相手になる

  • 看護過程を含む看護技術を正確に行い、指導・助言する

  • 中途採用者に対してよい役割モデルとなる


中途採用者年間行動計画

  • 到達目標

    1. 患者の安全と安楽に配慮して看護ケアが実践できる
    2. 受け持ち患者の看護計画を立案し、責任を持って実践できる
    3. 組織やチーム内での自分の役割を認識し、早期にメンバーの一員として行動できる
    4. 2年目からは、リーダーや委員としての役割を担う
    入職1週間
    【基本】
    • 病棟の雰囲気に慣れ、部署の特徴や業務の流れを知る
    【技術的側面】
    • 物品の所在や日常業務内容が理解できる
    • 患者を受け持つのに必要な情報収集ができ、基本的看護ケア(バイタルサイン・日常ケア、OP・心カテ・内視鏡前後)ができる
    • 電子カルテの入力ができる
    • 指導者とともに日勤勤務を行う
    • 技術チェックリストを用いて振り返りを行う

    • 支援プログラム:入職2週間~4週間
      指導を受けながら日常業務が一人でできる
    入職1ヶ月~3ヶ月
    【基本】
    • 部署に自らコミットし、メンバーとしての役割を果たす
    【技術的側面】
    • 入院患者の受けいれや、種々のケアや処置(採血・点滴・膀胱カテーテル挿入、検査介助、輸液ポンプ・シリンジポンプなどの操作)ができる
    • 疾患を理解し看護上の問題点が理解できる
    【管理的側面】
    • 安全への配慮ができ、事故発生時の対処ができる
    • 院内システム(安全管理・業務管理・物品管理・情報管理・薬剤の管理など)を理解する
    • 日勤勤務の自立
    • 指導者とともに夜勤勤務を行う
    • 師長の面接を受ける
    入職3ヶ月~6ヶ月
    【基本】
    • 病棟の特徴的な看護を自立して提供できる
    • 3ヶ月目の自己評価ができる
    【技術的側面】
    • 業務や看護実践について疑問や意見があれば指導者に質問・提案できる
    • 患者の個別性を考慮し看護計画の立案・修正・実施ができる
    【管理的側面】
    • 院内システム(安全管理・業務管理・物品管理・情報管理・薬剤の管理など)を理解して行動できる
    • 担当患者1~2名を受け持ち個別性に応じた看護を提供できる
    • 夜勤勤務の自立
    • 中途採用者研修に参加する


教育支援・労働支援

みんなで一緒に学び成長していきましょう!教育担当師長
新人看護職員研修やラダーレベル別研修の企画・運営、看護研究やリフレクションなどの支援を行っています。患者さまやご家族の「その人らしさ」を大切に実践し、看護の力や楽しさをスタッフが感じられるために、教育担当の立場から何ができるかを考えて研修などを企画していきます。みんなで一緒に学び成長していきましょう。

ワークライフバランス(WLB)

多様な働き方に関する制度の充実・運用を行っています

短時間勤務・適正な勤務時間

ワークライフバランス(WLB)イメージ
    1. タイムマネジメント
      長期間労働の見直しや、休憩・休暇を確実に取得できる
         職場環境づくり

    2. 適正な労働時間内での業務遂行方法の見直し

    3. 労働時間、労働者の能力を適切に勘案した業務配分、それに見合った評価制度の構築


  • 土・日勤務の公平化

  • 目標管理面接による承認

  • 労働基準法や諸規定の徹底

  • バースデイ休暇

  • 病棟・外来の連携

3歳までの育児ママが対象の“育児短時間勤務制度”を利用しています。そのおかげで家庭での時間を有意義に過ごせ、メリハリのある生活で毎日が充実しています。
ワンピースシップ 経験者へ
中途採用看護師が早く配属部署に溶け込み長く働き続けていただくための支援を、「ワンピースシップ」と呼んでいます。
「中途採用者はすでに看護実践力を備えた個性ある人(ワンピース)である」ということを念頭に置いて、支援者(ワンピーサ)は原則半年間中途採用者について丁寧に指導します。
中途採用者が自身の力を最大限に発揮できるように研修や面接指導も行っています。

 

認定看護師

感染管理認定看護師

佐々木富子

佐々木富子

2006年に感染管理認定看護師の資格をとり、早くも10年以上が過ぎました。その間、SARS、MERS、新型インフルエンザ、デング熱などの新興感染症があり、昔からある麻しんや風しんなども流行を繰り返し、「感染を予防する、拡大させない」という目的はますます重要になってきました。まだ認定看護師が少ない時代にいち早く資格取得を薦められ全面的にバックアップもしていただき、感染対策に取り組んでいます。

皮膚・排泄ケア認定看護師

中川佳代子

中川佳代子

皮膚排泄ケア分野では創傷・ストーマ・排泄に関するケアの実践や相談・アドバイスを行っています。たとえば創傷の領域での活動内容としては褥瘡発生予防のためのスキンケアや体圧・栄養管理についての検討と実践、発生してしまった創傷の治療促進のための環境保持についての検討と実践等があります。医師・薬剤師・栄養士・検査技師・病棟看護師らが、回診やカンファレンスを通じて連携を図り、チーム全体で患者さまへの介入を行うとともに、在宅生活でも継続可能な援助方法を構築するように努めています。スタッフ個々人の姿勢を大切にしながら、既存の習慣にとらわれない質の高いケアの提供を目指したいと考えています。

皮膚・排泄ケア認定看護師

福島聡美

福島聡美(特定行為看護師-創傷管理関連)

私は2019年3月より循環器病棟とフットケア外来を兼務させていただいております。循環器、糖尿病に罹患されている患者様においてフットケアは非常に大切です。下肢潰瘍は難治性創傷とも呼ばれ、完治するまでとても時間と患者様の努力も不可欠となります。出来る限り自分の足で最後までしっかり歩けるよう、異常の早期発見、早期治療が行えるよう患者様を中心に医師、スタッフと共にケアを行うことを担っております。
また、2022年に創傷管理関連における特定行為看護師の資格を取得しました。「治療」と「生活」の両面を見据え、個々の患者さまへタイムリーに高水準の看護を提供するとともに、患者さまやご家族の立場に立ったわかりやすい説明などを積極的に行っていきます。

認知症看護認定看護師

脇みどり

脇みどり

認知症を持つ患者さまにとって、入院による急激な環境の変化や治療は大きなストレスとなり、一時的な混乱を引き起こしやすくなります。また、身体の不調や苦痛をうまく伝えることができず不安を抱えています。認知症看護認定看護師はそのような患者さまの思いに寄り添い、安心して入院生活が送れるように医療スタッフと共に支援していきます。また、家族や看護師や認知症看護に関する相談や教育に応じていきます。

緩和ケア認定看護師

角野寛美

角野寛美

緩和ケアとは生命を脅かす疾患による身体的(痛みや呼吸困難、全身捲怠感など)、精神的(気持ちのつらさ、治療方針の迷いなど)、社会的(療養場所の選定、経済的な悩みなど)な問題を早期に対応することにあります。患者さまとそのご家族さまとの面談を重ね問題の抽出ができるように対応していきます。できる限り早期に対応していきますので、病棟・外来問わずにご連絡ください。

摂食嚥下障害看護認定看護師

田中悦子

田中悦子

人間にとって「口から食べる」という行為は、1日3回1年365日当たり前に行われる行為であり、ただ単に生命の維持という目的だけではなく、楽しみや生きがいでもあります。しかし、その当たり前のことが出来なくなってしまったとき、それが自分や大切な家族であったらどうでしょう。摂食嚥下障害看護認定看護師は、様々な原因により上手く食べたり飲んだりすることが出来なくなってしまった方に、最前の方向性を一緒に考えたり、また口から食べることが少しでも長く出来る様に支援していきます。

救急看護認定看護師

丸田洋美

丸田洋美

超高齢化社会を迎え、高齢患者の救急搬送が増えています。また高齢者の独り暮らしや老老介護など、患者・家族を取り巻く環境も大きく変化しています。しかし高度医療により救命が容易となり、望まない延命も生み出されているのではないかと…。
緊迫した状況下で、少ない情報量と限られた時間の中「その人らしい生き方」とは何かを医療者は家族と共に考えていく必要があります。救急看護認定看護師として個々の患者の状況に応じ、患者・家族が望む医療ケアについて最良の看護援助を提供していくことが大切な役割だと考えています。

 

部署紹介

3階北病棟(外科系混合病棟)

外科、泌尿器科、形成外科の混合病棟です。
「笑顔」「迅速な対応」をモットーに、医師、看護師、介護福祉士、薬剤師、MSWが協働して患者さまやご家族に信頼される医療の提供を目指しています。
とてもアットホームで、WLB(ワークライフバランス)が実現できる病棟です。

3階南病棟(混合病棟)

2013(平成25)年、新病院のスタートと同時に開設された病棟で、ほぼ全室に間仕切り家具を設置し、どんな疾患の方でも、総室でも患者さまが安心して快適に過ごせるように療養環境に配慮されています。
入院患者さまやそのご家族とのコミュニケーションを大切にしながら、日々地域のみなさまに信頼される看護を提供していきます。

4階病棟(循環器内科/呼吸器内科)

呼吸器内科は主に肺炎やCOPD、循環器内科は心臓カテーテル検査目的や心不全患者さまが多く入院されます。疾患の性質上、再入院を繰りされることがないよう生活指導を行いながら、多職種と協働して退院支援に力を入れています。呼吸器科も循環器科も高齢で認知症を併発している方も多く、「優しい心」で丁寧に接するよう日々努力しています。

HCU

モニタリング機器やME機器が設置されている環境の中で、主に心不全や不整脈の内科的治療や外科手術後の管理など、集中的な治療における質の高い看護が求められる病棟です。
そのため、看護師のスキルアップのためにBLSやACLSのトレーニングはもちろん、適宜勉強会を開催し専門性の高い看護を提供できるように努めています。

5階病棟(消化器内科/皮膚科)

主に消化器内科と皮膚科の患者さまが入院されている病棟です。検査や緊急処置が多いのですが、スタッフ同士や、チーム全体で支え合う風土が醸成されていて、忙しくても明るく活気のある病棟です。「信頼」「思いやり」をモットーに、急性期から慢性期までの患者さまが安心して療養できる環境を提供し、多職種と連携しながら患者さまやご家族に寄り添った看護に取り組んでいます。

6階病棟(整形外科)

大腿骨骨折、上腕骨骨折、変形性膝関節症、腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患で手術を受ける患者さまが主に入院され、手術前からリハビリ期まで、患者さまが安心して住み慣れた地域に戻れるように、退院に向けて支援していきます。
患者さまとご家族の心に寄り添う看護を提供できるよう日々努力しています。

7階病棟(地域包括ケア病棟)

「急性期の治療は終了したけれど、すぐに在宅や施設に移行するには不安がある」という患者さまに対し、しばらくの間入院療養を継続してもらい、在宅復帰に向けて「準備を整える」ことを目的に援助していく病棟です。
優しいまなざしで患者さまを見守り、多職種と連携してその方に合った生活を支える退院支援ができることを目指しています。

手術部門/中央材料部門

術前訪問で得た情報を術中看護に活かし術後訪問で評価、次のステップへと繋ぐ周手術期看護を丁寧に実施しています。また年々新しくなる機材に対応していくため部署内の勉強会を頻繁に行ったり、手術室学会へ毎年参加することにより、個々のレベルアップを図っています。
新人や中途採用者の教育については、手術室ラダーに沿って実施、スタッフ全員で支援しています。

外来/内視鏡部/検診部

主に一般外来(23科)、救急外来、内視鏡、化学療法、心臓カテーテル検査についての介助を行っています。診療介助、検査説明、入院の説明などの合間に、療養支援が必要な患者さまの生活状況の確認や療養相談、自己導尿指導などを行っています。
忙しい業務の中で病棟との連携をスムーズに行い、入院前支援や退院後の継続看護を充実させて患者さまが安心して生活できる支援を行っていきたいと考えています。

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