初期臨床研修医

研修管理委員長 院長 高田 正三

 育和会記念病院は大阪市の東部にあって、生野区とその隣接地域を中心とした住民の皆様に信頼される地域の基幹病院として発展しております。
一般的ないわゆるcommon diseade症例から、専門的治療を要する特殊な疾患まで幅広く診療を行っているので、プライマリー・ケアの豊富な経験が可能です。
また、プログラムの特徴として診療基盤型学習PBL(Practice Based Learning)を取り入れており、これまで臨床研修医の皆様からご好評をいただいております。
各診療科のスタッフも現場で熱心に研修医の指導にあたっており、特色のある実践的な臨床研修を経験できるものと確信しております。
患者さんに信頼される臨床医を目指される方は大いに歓迎いたします。

プログラム責任者 副院長 西森 武雄

 当院の病院理念の一つに「その人らしさ」を大切にすることを掲げています。
これは、診療の場全てにおいて実践されるべく、医師研修でも臨床医としての到達目標の基準化と個々の特長を生かす研修を目指しております。
それぞれの研修医は各診療科において、研修責任医を含む4~5名の医師スタッフと3ヶ月協同して研修してもらいます。3ヶ月目には研修責任者は研修医の到達度を、研修医は研修責任者の評価を行い、相互に研修成果を確認するシステムを取り入れております。
また、最新の医療を提供すべく、チーム医療や医療機器の更新など、ハード・ソフト両面から新しい医療体制を提供し、研修の一助としております。
さらに、後述するPBL、学会参加、内外の研修会参加により、効率的かつ能動的な研修成果の達成も目指しております。
我々の研修システムにより、2年間で個々が今後の臨床医としての発展的基礎となる、技術的、精神的なものが得られると考えています。

研修プログラムの名称と特色

 当院の「診療基盤型臨床研修プログラム」では、一般臨床医として必要とされる基礎的な知識、体験すべき手技や治療法を修得すること。また、患者を疾患とそれに関連する精神的、社会的側面を把握してより良い医師・患者間の信頼関係を築く習慣を身につけることを目標としている。
 1年次の内科(循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、総合内科)、救急医療研修、一般外科、麻酔科研修等を通し、プライマリ・ケアの基本的な能力である態度、技能、知識の獲得を目指す。2年次の必修科目の地域医療、選択科目である小児科、産婦人科、精神科研修等からの選択はいずれも地域基幹病院である協力型研修病院群で行う。さらに8~10ヶ月の選択研修期間を設け、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、総合内科、外科、整形外科、泌尿器科、麻酔科、放射線科、脳神経外科、皮膚科、形成外科の11診療科のうちから当該診療科と相談のうえ、フレキシブルに研修を選択できる。これにより後期研修への継続性を担保しやすいという特徴もある。

 日々の研修ではベッドサイドで多数の患者を診る、すなわち症例経験、実技実務の修得を重視する。一方で医学知識のより深い獲得が重要と考え、診療を基盤とした系統的な授業を行う教育カリキュラム Practice Based Learning(PBL)を取り入れている。

医師臨床研修基本理念(Our Vision)

  1. 将来の専門とする分野にかかわらず、臨床医として日常診療で頻繁に遭遇する疾病や病態の診断や治療に適切に対応できるよう研修する。

  2. 社会人として患者さまの持つさまざまな問題を同じ目線で全人的にとらえ、チーム医療の中で医師として望ましい態度を身につける。

研修の方法

  1. 当院を基幹研修として研修を行う。

  2. 研修内容(研修ローテーションは基本的に月単位で計画するが、1ヶ月の研修期間には4週以上の研修を行うものとする)

    • 内科6ヶ月
    • 救急部門3ヶ月
    • 外科1ヶ月
    • 小児科1ヶ月
    • 産婦人科1ヶ月
    • 精神科1ヶ月
    • 地域医療1ヶ月
    • 一般外来1ヶ月
    • 選択研修8ヶ月以上
  3. 原則として、外科・麻酔科での1ヶ月の研修を選択必修としてプログラムに含める(外科は計2ヶ月の研修となる)。

  4. 内科・外科の研修中には外来診療を上級医の指導の下に実施するものとする。

  5. 小児科、産婦人科、精神科の研修は協力型臨床研修病院で、地域医療の研修は臨床研修協力施設でそれぞれ行う。

  6. 選択研修期間は、上記基礎研修科を含め14診療科のうちから当該診療と相談の上期間を決めて研修を選択する。

  7. ローテートする診療科の順番表は、研修医の希望と各診療科の受入れ体制を考慮して臨床研修管理委員会が作成する。ローテーション表と選択例を示す。

1年次 6ヶ月
(下記診療科より2診療科選び12週ずつ行う)
3ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月
内科
(循環器内科・呼吸器内科・消化器内科・総合内科)
救急 外科 外科
(選択必修)
麻酔
(選択必修)
一般外来研修

2年次 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 8ヶ月
地域※ 小児科※ 産婦人科※ 精神科※ 選択科目
一般外来研修

1.当院での臨床研修の特徴は、小回りのきくテーラーメード型のローテーションである。上記のローテーション表は一例であり、実際には各研修医の将来像を聞き、研修医独自のローテーションを作り上げるため、ローテーションは研修医毎に異なる。

※の選択必修科である産婦人科・小児科・精神科は協力型臨床研修病院で、また地域医療は研修協力施設で行う。
(ローテーションは順不同)

研修プログラム参加病院・施設(4週を1ヶ月として研修する)

研修分野 研修期間 病院・施設名 役職 研修実施責任者
産婦人科 4週 医療法人愛仁会高槻病院 小児周産期系
統括部長
南宏尚
市立柏原病院 婦人科部長 梶谷耕二
小児科 4週 医療法人愛仁会高槻病院 小児周産期系
統括部長
南宏尚
社会医療法人機内会
岡波総合病院
小児科部長 宮原雅澄
精神科 4週 医療法人サヂカム会
三国丘病院
病院長 河口剛
地域医療 4週 医療法人明香会
やすなりみどり診療所
安成憲一
秋岡診療所 院長 秋岡要
葛西医院 院長 小林正宜
医療法人藤井内科小児科 理事長、院長 藤井隆生

研修医の主な出身大学

  • 大阪市立大学
  • 近畿大学
  • 川崎医科大学
  • 山梨大学
  • 徳島大学
  • 愛媛大学
  • 大分大学
  • 名古屋大学
  • 大阪医科大学
  • 鳥取大学

研修医コメント

2018年度採用研修医(2020年3月修了)

 育和会記念病院の2年目の研修医です。当院の一番の特徴はアットホームな雰囲気なところだと思います。医局が1つなので他科の先生に相談しやすいのはもちろんで、まわってない科の先生方が普段から研修医のことをとてもよく気に掛けてくれます。珍しかったり経験しておくべき症例や手技があれば他科であっても誘ってもらえます。
やる気があればどんどん何でもさせてくれますし、でも任せっきりでなくサポートもしっかりしてくれるので安心してのびのび研修ができます。私はこの病院で研修が出来てよかったなと思います。

研修医のコメント

2018年度採用研修医(2020年3月修了)

 当院は中規模の市中病院のため科同士の垣根が低く、しかも優しい先生ばかりなので、担当の患者さんで困ったことがあれば気軽に相談できます。これは働き始めの研修医にとってとてもありがたいことです。病院全体の医療スタッフの雰囲気も良く非常に働きやすい環境だと思います。研修医は一学年3人という少人数ですが、研修医同士とても仲が良く、飲みに行くこともよくあります。ぜひ一度、雰囲気を感じに見学へ来てみることをお勧めします!

診療基盤型学習とは

Practice Based Learning (PBL)

当院の研修においては、プログラムの特徴として診療基盤型学習、Practice BasedLearning( PBL )を取り入れている。
PBL は、1970年代にカナダの Hamilton University で発案試行されたのが最初といわれ、その後、北米各地の医科大学および卒後研修センターで広く採用されている。当院では米国アイオワ大学病院のPBLにならいカリキュラムを実践している。(プランナー;アイオワ大学 木村健 教授)


診療基盤型学習とは

従来の臨床医学教育は、疾患を部位別あるいは機能別に分類し、各疾患を定義、病因、病態生理、疫学、症状、所見、診断、鑑別診断、治療、予後という順序で学習させ、知見の記憶能力テストに合格すると進級するという方式が、伝統的に受け継がれてきた。
しかし、診療の現場においては、この伝統的学習で学んだ情報を、頭脳のなかで一旦ほぐして、再構築しなければ実用にならないことが多い。それなら、はじめから診療に即した疾患知識を情報として学んだほうが有効ではないかという発想から開発された学習法が PBL である。

PBL は研修者が実際の患者に接した際、初対面の挨拶から患者の訴えを聞き、これを統合分析しながら最終診断に至り、最善の治療方法の選択にいたるまでの過程を重視する。
診療は、患者の問題点と治療方法の、よりよい選択および選別の反復 rule out(RO) である。患者の病歴、診察所見、検査所見で可能性のある疾患のいくつかを特定し、さらに特異的な診断技術により可能性のある疾患に焦点を絞る。この過程で 最終診断にいたらなくても、治療対象となる問題点を選定し、それぞれの対処方法を考え実施するという、流動的な臨床的思考およびケアを学ぶことが重要である。

実際の臨床研修においては、各研修科において3症例程度のPBL対象症例を指定し、研修医は患者の発症から現在にいたるまでの経過をProblem Oriented System( POS )の形式に基づいてプレゼンテーション( narrative medicine 方式)し、続く質疑応答とミニレクチャーを通して、患者ケアの実践を常に評価、改善する態度を学ぶ。

PBL開催実績の紹介

年度 日時 疾患名
令和2年度 第1回 令和2年4月13日(月) 持続す+G4:G31る腹痛で受診した78才女性の一例
第2回 令和2年4月16日(木) 歩行時の下肢のしびれ、疼痛を認めた症例
第3回 令和2年4月24日(金) 嘔気で来院した一例
第4回 令和2年4月27日(月) 海外渡航者の発熱の一例
第5回 令和2年5月20日(水) 発熱を主訴に受診された症例
第6回 令和2年5月21日(木) 呼吸困難を主訴に搬送された一例
第7回 令和2年5月22日(金) 嘔吐で来院した中年男性の一例
第8回 令和2年5月25日(月) 胸痛で救急外来を受診した49歳男性の一例
第9回 令和2年5月26日(火) 嘔気・嘔吐で救急外来受診した77歳男性の一例
第10回 令和2年6月4日(水) 発熱と肝酵素上昇
第11回 令和2年6月19日(金) 発熱と多発関節炎を主訴に来院した男性
第12回 令和2年6月23日(火) 吐血
第13回 令和2年6月30日(火) 左腰部~殿部痛を主訴に来院された一例
第14回 令和2年7月8日(水) 脱力・意識消失で来院した90歳男性の一例
第15回 令和2年7月31日(金) 繰り返す嘔吐で来院された一例

年度 日時 疾患名
令和元年度 第1回 平成31年4月10日(水) 造影CT検査が診断に有用であった急性腹症の一例
第2回 平成31年4月12日(金) A 28-Year-Old Female with a Severe Headache
第3回 平成31年4月18日(木) インフルエンザ罹患し、解熱後再度発熱をきたした症例
第4回 平成31年4月24日(水) 68歳男性、発熱、呼吸困難、喀痰の一例
第5回 平成31年4月25日(金) 炎症反応上昇が症状出現に先行した急性腹症の一例
第6回 令和元年5月21日(火) 胸部違和感で来院した42歳男性の一例
第7回 令和元年5月22日(水) 両肩拳上困難+発熱の一例
第8回 令和元年5月29日(水) 肺炎に合併した気管支喘息の一例
第9回 令和元年5月30日(木) 脳梗塞の発症を契機に診断に至った感染性内膜炎の一例
第10回 令和元年6月5日(水) HOT中の患者が肺炎で入院中にたこつぼ心筋症を発症した一例
第11回 令和元年6月17日(月) 若年男性に発症した腸重積の一例
第12回 令和元年6月19日(水) 47歳男性:持続する心窩部痛の一例
第13回 令和元年6月24日(月) 外傷性頬部皮下血腫に蜂窩織炎を合併した一例
第14回 令和元年6月26日(水) 院内で発生した心肺停止の一例
第15回 令和元年7月17日(水) 入院中に発熱とCRP高値が持続した一例
第16回 令和元年7月22日(月) めまいの鑑別
第17回 令和元年7月30日(火) 独歩で受診した腹部外傷の一例
-CT画像検討-
第18回 令和元年8月14日(水) 肝嚢胞に感染を合併した症例
第19回 令和元年8月15日(木) 貧血、炎症反応高値の精査目的に上下部消化管内視鏡を施行した一例
第20回 令和元年8月28日(水) 30代女性に発症した心不全の一例
第21回 令和元年8月29日(木) 身体化した中年男性うつ病の一例
第22回 令和元年8月30日(金) 胸痛を主訴に来院した77才女性の一例
第23回 令和元年9月17日(火) 急性心筋梗塞で入院6日目に死亡し病理解剖を行った一例
第24回 令和元年9月19日(木) 貧血の精査目的に上下部消化管内視鏡検査を施行した一例
第25回 令和元年9月25日(水) 若年女性の急性虫垂炎に対して開腹手術を施行した1例
第26回 令和元年10月17日(木) 複数神経支配領域に発現した帯状疱疹の一例
第27回 令和元年10月29日(火) 下腹部痛で救急搬送された40歳男性の一例
第28回 令和元年10月30日(水) ステロイド服用中に発症した嚥下時痛の一例
第29回 令和元年10月31日(木) 肺炎に並行して尋常性乾癬を治療した症例
第30回 令和元年11月13日(水) 発熱とBCG痕発赤で発症した川崎病の一例
第31回 令和元年11月21日(木) 2歳男児に無熱性痙攣が群発した一例
第32回 令和元年11月25日(月) 脳神経外科かかりつけ患者の意識障害の一例
第33回 令和元年11月27日(水) HbA1c増悪にて来院した70才女性の一例
第34回 令和元年11月28日(木) アトピー型喘息の一例
第35回 令和元年12月9日(月) 陰圧閉鎖療法を施行した褥創の一例
第36回 令和元年12月17日(火) 発熱を主訴に来院された一例
第37回 令和元年12月25日(水) めまい・心窩部痛を主訴に来院された一例
第38回 令和2年1月27日(月) 全身の発疹を主訴に来院した67歳男性の一例
第39回 令和2年1月29日(水) 喘息患者に発症した無気肺の一例
第40回 令和2年2月19日(水) 呼吸困難で救急搬送された61歳女性の一例
第41回 令和2年2月20日(木) 徐脈と胸痛を訴え来院した67歳男性の一例
第42回 令和2年2月26日(水) 発熱、全身倦怠感を主訴に来院された一例
第43回 令和2年2月27日(木) 67-Year-Old Female with a Fever and Rash
第44回 令和2年3月11日(水) 四肢の筋痛の訴えがあるインフルエンザの1例
第45回 令和2年3月13日(木) 持続する下痢、心窩部痛で受診した71歳女性の一例
第46回 令和2年3月16日(月) 動機と呼吸困難を主訴に救急半蔵された一例
第47回 令和2年3月17日(火) Nausea and Vertigo in a 68-year-old Male
第48回 令和2年3月25日(水) 4日前からの黒色便の1例
第49回 令和2年3月26日(木) 軽度の右側腹部痛で来院された一例

年度 日時 疾患名
平成30年度 第1回 平成30年4月18日(水) 発熱
第2回 平成30年4月25日(水) 19歳男性持続する心窩部痛の一例
第3回 平成30年5月16日(水) 当院で経験したEBウイルス関連の胃リンパ球浸潤癌の一例
第4回 平成30年5月23日(水) 46歳男性の嘔吐
第5回 平成30年6月6日(水) 診断に苦慮した発熱の一例
第6回 平成30年6月11日(月) 71歳男性、突然発症した心窩部痛の一例
第7回 平成30年6月21日(木) 呼吸困難と発熱で受診した70代女性の一例
第8回 平成30年6月25日(月) 肺炎を契機とした慢性心不全急性増悪に認められた腎動脈狭窄症
第9回 平成30年7月5日(木) 炎症反応の上昇が軽微であった発熱の一例
第10回 平成30年7月11日(水) 急激な転機となった肺癌の一例
第11回 平成30年7月20日(金) 発熱、咳嗽で来院した59才男性の一例
第12回 平成30年7月25日(水) 経肛門的直腸異物の一例
第13回 平成30年8月6日(月) エコー検査が有用であった福腔内感染症の一例
第14回 平成30年8月15日(水) Presyncope in a 66 year old male
第15回 平成30年8月24日(金) 多発虫垂憩室を伴った虫垂の穿孔、もしくは盲腸憩室の穿孔による急性腹症の一例
第16回 平成30年8月31日(金) 発熱と咽頭痛を伴う嘔吐で受診した中国人男性の一例
第17回 平成30年9月5日(水) 認知機能の変動を認めた認知症の一例
第18回 平成30年9月18日(火) シェーグレン症候群に合併した血管内リンパ腫の一例
第19回 平成30年9月20日(木) 急性胆嚢炎の一例
第20回 平成30年9月28日(金) ガス壊疸患者の足部微小循環と冠動脈の評価の重要性
第21回 平成30年10月10日(水) 胃癌の一例
第22回 平成30年10月18日(木) 当直中に遭遇した意識障害の一例
第23回 平成30年10月30日(火) Macrocytic Anemia in a 72-Year-old Female
第24回 平成30年11月8日(木) 73-Year-old Woman with Abdominal Pain and Diarrhea
第25回 平成30年11月14日(水) スポーツ関連血管病変:バドミントンが誘発と考えられた鎖骨下静脈閉塞からの考察
第26回 平成30年11月22日(木) Acute Myocardial Infarction Presenting without Chest Pain
第27回 平成30年11月29日(木) 発熱・右下腿腫脹
88才女性の一例
第28回 平成30年12月12日(水) 嘔吐、歩行困難で搬送された66歳独居男性の一例
第29回 平成30年12月26日(水) ハワイ大学の研修報告
第30回 平成30年12月27日(木) 胸痛を主訴とし入院経過中に黒色便を呈した一例
第31回 平成31年1月23日(水) A Case of Pyogenic Liver Abscess and Taste Dysfunction in 72-Year-Old Female with Uncontrolled Diabetes
第32回 平成31年1月29日(火) 高齢女性に初発した水疱症
第33回 平成31年1月31日(木) 高血圧症の一例
第34回 平成31年2月20日(水) 87歳女性突発性蕁麻疹の一例
第35回 平成31年2月21日(月) 右下肢疼痛の一例
第36回 平成31年2月25日(月) 高齢女性の尿閉の一例
第37回 平成31年2月28日(木) 腹痛で救急受診した38才女性の一例
第38回 平成31年3月6日(木) 治療に難渋した重症筋無力症の一例
第39回 平成31年3月11日(月) 54才男性呼吸困難の一例
第40回 平成31年3月13日(水) 黄疸を契機に発見された膵頭部癌の一例
第41回 平成31年3月27日(水) 58才男性の吐血一例
連休中に来院した随伴症状を伴うめまい患者の一例

年度 日時 疾患名
平成29年度 第1回 平成29年4月12日(水) 大動脈弁狭窄症の一例
第2回 平成29年4月26日(水) 食物依存性運動誘発
アナフィラキシーの一例
第3回 平成29年5月24日(水) 前立腺肥大症の一例
細菌性肺炎の一例
第4回 平成29年6月21日(水) 出血性胃潰瘍の一例
第5回 平成29年7月12日(水) 気管支喘息急性増悪の一例
第6回 平成29年7月26日(水) 急性胆管炎の一例
レジオネラ症の一例
第7回 平成29年8月9日(水) 双極性障害の一例
第8回 平成29年8月16日(水) 転倒後の腰痛で救急搬送された
女性の一例
発熱を主訴に救急搬送された
高齢女性の一例
第9回 平成29年8月30日(水) 体動時の左胸背部痛で受診した
81歳男性の一例
若年男性の体重減少の一例
第10回 平成29年9月13日(水) 仙骨部褥瘡の一例
第11回 平成29年9月20日(水) 高齢女性の嘔吐の一例
人工弁を有する発熱の一例
第12回 平成29年9月27日(水) 右鼡径部膨隆をきたした男性の一例
第13回 平成29年10月4日(水) 小児の喘鳴
第14回 平成29年10月11日(水) 鼻部色素斑の一例
第15回 平成29年10月25日(水) 胃癌術後に十二指腸断端縫合
をきたした女性の一例
第16回 平成29年11月1日(水) 起きられない
第17回 平成29年11月8日(水) 6歳女児の意識消失
会話ができない患者の入院中の発熱
第18回 平成29年11月15日(水) 心窩部痛が持続する
腹痛
第19回 平成29年11月22日(水) 持続する左下肢腫脹
第20回 平成29年11月29日(水) アイオワ大学の研修報告
呼吸器困難で救急搬送された一例
第21回 平成29年12月13日(水) 指にできた皮疹の一例
頚部リンパ節腫脹の一例
第22回 平成29年12月20日(水) 黄疸
第23回 平成29年12月27日(水) 新生児の嘔吐
胃潰瘍フォローアップ中に異常を指摘された一例
第24回 平成30年1月17日(水) 手・口・体幹にできた水疱
黒色便
第25回 平成30年1月24日(水) 高血圧
第26回 平成30年1月31日(水) 貧血
歩行障害
第27回 平成30年2月14日(水) 尿閉
下肢の痺れ、疼痛
第28回 平成30年2月21日(水) 肝細胞癌治療中の腰痛
頭痛
第29回 平成30年3月14日(水) インフルエンザ後、呼吸困難で救急搬送された女性の1例
第30回 平成30年3月28日(水) 突然の呼吸困難、胸痛で受診した17歳男性の1例

年度 日時 疾患名
平成28年度 第1回 平成28年4月27日(水) 腹直筋断裂を伴う外傷性腹壁ヘルニア
の一例
尿管結石の一例
第2回 平成28年5月25日(水) 総胆管結石症の一例
第3回 平成28年6月1日(水) 市中肺炎の一例
発熱を主訴とした大動脈解離の一例
第4回 平成28年6月22日(水) 肘部熱傷の植皮片固定のため
陰圧閉鎖療法を行った一例
第5回 平成28年6月29日(水) 緩徐進行1型糖尿病の一例
第6回 平成28年7月6日(水) 潰瘍性大腸炎の一例
第7回 平成28年7月13日(水) 四肢開放骨折と骨髄炎
第8回 平成28年7月20日(水) 基底細胞癌
第9回 平成28年7月27日(水)  詳細な病歴聴取と誘発試験が
有用であった過敏性肺炎の一例
COPD急性増悪の一例
第10回 平成28年8月3日(水) 診断に難渋した小脳梗塞の一例
第11回 平成28年8月17日(水) 統合失調症の一例
第12回 平成28年8月31日(水) 白線ヘルニアの一例
第13回 平成28年9月14日(水) 鼠径ヘルニアの一例
第14回 平成28年10月5日(水) 横隔膜ヘルニアを基礎疾患
とした誤嚥性肺炎の一例
第15回 平成28年10月12日(水) 統合失調症の一例
第16回 平成28年10月19日(水) 急速に進行する認知症と
右半身脱力発作を主訴として
救急搬送された転移性脳腫瘍
の一例
第17回 平成28年10月26日(水) 帯状疱疹の一例
第18回 平成28年11月9日(水) 上行結腸癌の一例
第19回 平成28年11月16日(水) 潰瘍性大腸炎に合併した
サイトメガロウイルス腸炎の一例
結膜充血の一例
第20回 平成28年11月30日(水 統合失調症の一例
第21回 平成28年12月14日(水) 伝染性単核球症の一例
第22回 平成28年12月28日(水) 大腸憩室出血の一例
第23回 平成29年1月18日(水) 腎後性腎不全の一例
第24回 平成29年1月25日(水) COPDの急性増悪の一例
第25回 平成29年2月1日(水) マロリー・ワイス症候群の一例
認知症
第26回 平成29年2月8日(水) 急性虫垂炎の一例
不明熱の一例
第27回 平成29年2月15日(水) 絞扼性腸閉塞の一例
閉塞性腎盂腎炎の一例
第28回 平成29年2月22日(水) 喘息発作
脊椎圧迫骨折の一例
第29回 平成29年3月8日(水) 幽門側胃切除術を施行した
胃幽門部癌の一例
2型糖尿病の一例
第30回 平成29年3月22日(水) 胆石症の一例
第31回 平成29年3月29日(水) 脳梗塞の一例

年度 日時 疾患名
平成27年度 第1回 平成27年5月13日(水) 肺高血圧症により失神をきたした一例
第2回 平成27年5月20日(水) AMI
COPD
第3回 平成27年5月27日(水) 虚血性腸炎の一例
第4回 平成27年6月3日(水) COPDの急性増悪の一例
第5回 平成27年6月10日(水) 心不全
第6回 平成27年6月17日(水) 循環管理に難渋した熱中症の一例
当院において経験された低血糖性脳症の検討
第7回 平成27年6月24日(水) 間質性肺炎の一例
デュラホイ潰瘍
第8回 平成27年7月15日(水) リウマチ肺憎悪の一例
第9回 平成27年7月22日(水) 気管支拡張症の急性増悪の一例
心筋梗塞
第10回 平成27年7月29日(水) 一酸化炭素中毒の一例
COPD急性増悪
第11回 平成27年8月26日(水) 鬱病の一例
第12回 平成27年9月2日(水) 重症膵炎
結核
第13回 平成27年9月9日(水) 肥満低換気症候群の一例
第14回 平成27年9月30日(水) 糖尿病性足壊疽に対してVAC療法が
奉功した一例
第15回 平成27年10月14日(水) 胆石症の一例
第16回 平成27年10月21日(水) 両側鼠径ヘルニアの一例
第17回 平成27年10月28日(水) 塩化カルシウム中毒の一例
第18回 平成27年11月11日(水) C型慢性肝炎の一例
第19回 平成27年11月18日(水) 統合失調症の一例
第20回 平成27年11月25日(水) びまん性肺疾患の一例
第21回 平成27年12月2日(水) 大腿骨頸部骨折の一例
COPD急性増悪の一例
第22回 平成27年12月9日(水) 胃カルテノイドの一例
非結核性抗酸菌症の一例
第23回 平成27年12月16日(水) 重症筋無力症の一例
大腿ヘルニア
第24回 平成28年1月13日(水) 大動脈解離の一例
慢性硬膜下血腫の一例
第25回 平成28年1月20日(水) 大腿骨頸部骨折の一例
第26回 平成28年1月27日(水) 骨盤骨折の一例
第27回 平成28年2月3日(水) 緊張性気胸の一例
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
を施行した早期胃癌の一例
第28回 平成28年2月17日(水) 診断に苦慮した
one and a half syndromeの一例
第29回 平成28年2月24日(水) 気管支喘息治療中に胸部異常陰影
を認めた一例
高血圧治療中に出現した意識消失
の一例
第30回 平成28年3月2日(水) 緊張性気胸の一例
当院における糖尿病性ケトアシドー
シスの検討
第31回 平成28年3月9日(水) 関節リウマチ治療中に呼吸困難を
呈した一例
下血の一例
第32回 平成28年3月16日(水) 急性大動脈解離の一例
気管支喘息発作の一例
第33回 平成28年3月23日(水) 結腸右半切除術を実施した
肝弯曲部大腸癌の一例
胃アニサキス症の一例

年度 日時 疾患名
平成26年度 第1回 平成26年4月30日(水) 腹部挟圧外傷
EBV感染を契機に発症した急性肝炎の一例
第2回 平成26年5月28日(水) Ⅰ型糖尿病患者の意識障害
総胆管結石の一例
第3回 平成26年6月 4日(水) 運動後に出現した呼吸困難の一例
肺血栓塞栓症の一例
第4回 平成26年6月11日(水) 抗生剤による保存療法が奏功しなかった腎盂腎炎の一例
胆肝癌一例
第5回 平成26年6月18日(水) 急性膵炎の一例
第6回 平成26年6月25日(水) 膀胱タンポナーデ
第7回 平成26年7月23日(水) COPD急性憎悪の一例
緊張性気胸が疑われた一例
第8回 平成26年8月 6日(水) 鼠経ヘルニアを伴った停留精巣の一例
肺炎の入院治療中に治療抵抗性高血圧を認めた一例
第9回 平成26年9月10日(水) 胃潰瘍穿孔の一例
気管支喘息発作の一例
第10回 平成26年10月15日(水) 統合失調症の一例
単純性イレウスで手術適応となった一例
第11回 平成26年10月22日(水) アルカリ洗浄服用により腐食性食道炎ををきたした一例
ガイドラインに基づく敗血症治療について
第12回 平成26年11月12日(水) 経過中に幻視を伴うようになった認知症の一例
誤嚥性肺炎の一例について
第13回 平成26年11月26日(水) 肺血栓症塞栓症の一例
急速交代型双極性障害の一例
第14回 平成26年12月10日(水) 意識障害で救急搬送となった若年一例
鼠径ヘルニアの一例
第15回 平成26年12月24日(水) 繰り返し再発する自然気胸の一例
閉塞性動脈硬化症の一例
第16回 平成27年1月14日(水) S状結腸癌の一例
第17回 平成27年1月28日(水) 壊死性筋膜炎の一例
心筋梗塞の一例
第18回 平成27年2月 4日(水) Refeeding syndrome
GINA2014 -喘息ガイドラインについて
第19回 平成27年2月25日(水) アメーバ腸炎の一例
第20回 平成27年3月11日(水) 偶発性低体温症の一例
胆石性胆のう炎の一例
第21回 平成27年3月25日(水) 重症敗血症で意識障害をきたした一例

年度 日時 疾患名
平成25年度 第1回 平成25年5月1日(水) 橈骨遠位端骨折
第2回 平成25年5月22日(水) アキレス腱断裂
第3回 平成25年6月5日(水) 慢性呼吸器疾患を基礎に持つ患者に
発症した市中肺炎
第4回 平成25年6月12日(水) 急性心筋梗塞
第5回 平成25年6月26日(水) 過敏性肺炎
心不全
第6回 平成25年7月24日(水) 急性腎盂腎炎
第7回 平成25年8月8日(木) 心筋梗塞
線路に転落、全身を強く打ち救急搬送された一例
第8回 平成25年8月14日(水) 乳癌
第9回 平成25年8月29日(木) 急性細菌性前立腺炎
第10回 平成25年9月11日(水) 内痔核
第11回 平成25年9月19日(木) 不整脈
第12回 平成25年12月18日(水) 胆のう炎
第13回 平成25年12月25日(水) 大腿骨骨折
COPD急性憎悪の治療中に生じた器質化肺炎の一例
第14回 平成26年2月5日(水) 圧迫骨折(骨粗鬆症)
第15回 平成26年2月12日(水) 咳・痰・労作時の息切れを認め肺がんの診断に至った一例
腰椎椎間板ヘルニア
第16回 平成26年2月19日(水) 呼吸不全として紹介された原因として
代謝アルカローシスが疑われた一例
橈骨遠位端骨折
第17回 平成26年2月26日(水) 感染を契機にCOPDが急性増悪をきたした症例
墜落外傷
第18回 平成26年3月12日(水) 腹部挟圧外傷
qaⅡ型呼吸不全の原因としてALSが疑われた症例

年度 日時 疾患名
平成24年度 第1回 平成24年5月30日(水) 気管支喘息
第2回 平成24年6月27日(水) 不安定狭心症の一例
第3回 平成24年7月4日(水) 肺がん合併肺炎
第4回 平成24年7月25日(水) 不安定狭心症
第5回 平成24年8月29日(水) COPD
第6回 平成24年9月5日(水) 肝細胞癌再発の一例
第7回 平成24年9月12日(水) 大動脈弁狭窄症
第8回 平成24年9月27日(木) 食道静脈瘤を発症し一例
第9回 平成24年10月10日(水) 鼠径ヘルニア
第10回 平成24年10月31日(水) 虫垂炎の一例
第11回 平成24年11月7日(水) 大腸癌
第12回 平成24年11月14日(水) 消化管穿孔の一例
第13回 平成24年11月28日(水) 胆管症
第14回 平成24年12月5日(水) 小脳梗塞
第15回 平成24年12月12日(水) めまいの一例
甲状腺癌
第16回 平成25年1月9日(水) 失神
第17回 平成25年2月6日(水) 誤嚥性肺炎
第18回 平成25年2月27日(水) 気胸
痔瘻
第19回 平成25年3月6日(水) 赤痢アメーバー
第20回 平成25年3月27日(水) 膵炎
DIC

年度 日時 疾患名
平成23年度 第1回 平成23年4月27日(水) 神経原性肺水腫
手術加療を行った頚椎病性脊髄症の一例
第2回 平成23年6月1日(水) 慢性硬膜下血腫
側頭動脈炎
第3回 平成23年6月29日(水) 脳卒中様症状を呈した低血糖発作の一例
気胸
第4回 平成23年8月3日(水) 腰椎椎間板ヘルニアの一例
第5回 平成23年8月17日(水) 双極性障害
虚血性腸炎
第6回 平成23年9月14日(水) 出血性胃潰瘍
第7回 平成23年10月11日(火) 広汎性発達障害
心不全の急性増悪を来たした一例
第8回 平成23年11月30日(水) 大腸癌
第9回 平成23年12月13日(火) 急性大動脈解離をきたした一例
第10回 平成24年1月11日(水) 胆石症
急性心筋梗塞
第11回 平成24年1月25日(水) 重症貧血
虚血性大腸炎

年度 日時 疾患名
平成22年度 第1回 平成22年5月12日(水) 気管支喘息の管理と救急
第2回 平成22年5月19日(水) 急性大動脈解離
第3回 平成22年5月25日(火) 急性心筋梗塞
大腸憩室症
第4回 平成22年6月16日(水) DICを合併した細菌性髄膜炎の一例
第5回 平成22年6月30日(水) C型慢性肝炎の治療について
心不全
第6回 平成22年8月25日(水) COPD
薬物中毒
第7回 平成22年9月15日(水) 乳癌の術後補助療法
第8回 平成22年11月10日(水) t-PA療法を行った超急性期脳便塞の一例
分離片肺換気を行った一例
第9回 平成22年11月17日(水) レジオネラ肺炎
第10回 平成22年12月8日(水) 結核性胸膜炎
第11回 平成22年12月22日(水) 胆嚢結石症
第12回 平成23年2月9日(水) B型肝炎
中河内救命救急センターで経験した交通外傷の一例
第13回 平成23年2月23日(水) 痔ろう
頭痛を主訴に来院した一例
第14回 平成23年3月9日(水) 食道静脈瘤
第15 回 平成23年3月23日(水) 十二指腸潰瘍
副腎偶発腫瘍

年度 日時 疾患名
平成21年度 第1回 平成21年5月20日(水) たこつぼ型心筋症
慢性肝炎
第2回 平成21年5月27日(水) 結核性胸膜炎
第3回 平成21年6月17日(水) 気管支喘息
第4回 平成21年6月24日(水) 胃潰瘍
急性心筋梗塞
第5回 平成21年7月29日(水) 虫垂炎
第6回 平成21年8月26日(水) 上行血腸癌
薬物性肺炎
第7回 平成21年10月14日(水) マイコプラズマ肺炎
第8回 平成21年10月21日(水) 胆炎
第9回 平成21年10月28日(水) 急性虫垂炎
痔瘻
第10回 平成21年11月25日(水) 急性胆管炎
第11回 平成21年12月9日(水) 冠攣縮性狭心症
第12回 平成22年1月20日(水) 脳出血(視床出血)
第13回 平成22年1月28日(木) 急性肺血栓塞栓症
胃癌

年度 日時 疾患名
平成20年度 第1回 平成20年5月21日(水) 肝細胞癌
間質性肺炎
第2回 平成20年6月25日(水) 市中肺炎
第3回 平成20年7月3日(木) 虚血性腸炎
第4回 平成20年9月10日(水) 鼠径ヘルニア
第5回 平成20年9月18日(木) 大腸憩室症
第6回 平成20年10月15日(水) 胆石症
第7回 平成20年10月29日(水) 虫垂炎
第8回 平成20年12月3日(水) 乳癌
第9回 平成20年12月17日(水) 出血性胃潰瘍
第10回 平成21年1月29日(木) 痔核

年度 日時 疾患名
平成19年度 第1回 平成19年11月15日(水) COPD急性増悪
第2回 平成20年2月27日(水) 虚血性腸炎

教育カリキュラムにおける PBL

アイオワ大学名誉教授・医療法人育和会特別顧問  木村 健

 研修医に対して系統的な授業を行う教育カリキュラムが、現行の研修プログラムに 含まれているのだろうか?
米国の卒後研修はベッドサイドで多数の患者を診ることを重視するだけと思っているニッポンの卒後研修関係者が多いのに驚く。
もちろん、診療の実技実務の習得は重要である。しかし、われわれ米国の医学教育者は、それ以上に医学知識の学習を重視している。毎週、研修医たちには2,3時間の座学時間がセーブされていて、関係部門の医学知識の授業を実施している。

さて、診療を基盤とした学習、Practice Based Learning (PBL)、は1970年代にカナダのHamilton Universityで発案試行されたのが最初といわれている。その後、北米各地の医科大学および卒後研修センターで広く採用され、いまでは米国およびカ ナダのほとんどの医科大学で、この方式による医学教育が実施されている。
従来の臨床医学教育は、疾患を部位別あるいは機能別に分類し、各疾患を定義、病因、病態生理、疫学、症状、所見、診断、鑑別診断、治療、予後という順序で学習させ、知見の記憶能力テストに合格すると進級するという方式が、伝統的に受け継がれてきた。
しかし、診療の現場においては、この伝統的学習で学んだ情報を、頭脳のなかで一旦ほぐして、再構築しなければ実用にならないことが多い。それなら、はじめ から診療に即した疾患知識を情報として学んだほうが有効ではないかという発想から PBL が開発され、発展してきた。

PBL は学習者が実際の患者に接した際、初対面の挨拶から患者の訴えを聞き、これを統合分析しながら最終診断に至り、最善の治療方法の選択にいたるまでの過程を重視する。
診療は患者の問題点と治療方法の、よりよい選択および選別の反復 rule out(RO) である。患者の病歴、診察所見、検査所見で可能性のある疾患のいくつかを特定し、さらに特異的な診断技術により可能性のある疾患に焦点を絞る。この過程で 最終診断にいたらなくても、治療対象となる問題点を選定し、それぞれの対処方法を考え実施するという、流動的な臨床的思考およびケアを学ぶのがPBLである。

木村健先生(アイオワ大学名誉教授・医療法人育和会特別顧問)

アイオワ大学名誉教授 木村健先生

当院の初期臨床研修プログラムは、アイオワ大学木村健教授がプランナーとして立ち上げ、当初から参加し、診療立脚型学習(PBL)では直接研修医の指導をしています。

報告書類 様式 pdf
臨床研修病院年次報告書 様式10
研修管理委員会名簿と開催回数 様式10 別紙1
患者数・研修医数 様式10 別紙2
プログラム概要 様式10 別紙3
指導医名簿 様式10 別紙4
病院群の構成等 様式10 別表
初期臨床研修医の採用情報はこちら 初期臨床研修医の研修風景はこちら