リハビリテーション科

診療科の紹介

 当科では、理学療法士(PT)15人、作業療法士(OT)5人、言語聴覚士(ST)2人の各専門スタッフが、様々な疾患の患者さまにチームでリハビリテーションを提供しています。脳血管リハビリテーション、運動器リハビリテーションはもちろんのこと、呼吸器リハビリテーションも充実し、さらに心大血管リハビリテーションにも急性期より積極的に取り組んでいます。
対象とする疾患は以下の通りです。

  • 整形外科疾患

  • 脳神経外科疾患

  • 呼吸器疾患

  • 心疾患など

理学療法とは

身体に障害のある方に対し、ストレッチや筋力増強訓練や治療体操などの運動療法、電気療法や温熱療法、牽引療法などの物理療法、歩行訓練や日常生活訓練などを通して、患者さまの社会復帰を援助する療法です。

作業療法とは

身体や精神に障害のある方に対し、手芸、工作、その他の作業活動を通して、日常生活動作や趣味、仕事など活動全般に関わる動作の改善を図り、患者さまの社会復帰を援助する療法です。

言語聴覚療法とは

音声機能、言語機能、摂食・嚥下機能、又は聴覚に障害のある方に対し、言語訓練や嚥下訓練、これに必要な検査及び助言、指導、その他の援助を通して、患者さまの社会復帰を援助する療法です。

特色(得意とする分野)

特徴

  • 整形外科疾患は当院のリハ対象疾患では最も多く、四肢骨折、人工関節、脊椎疾患、靭帯断裂、切断等、様々な疾患に対し、医師・看護部・MSWと毎週合同カンファレンスを実施し適切なリハビリテーションを提供しています。

  • 脳血管疾患は発症早期より理学療法、作業療法、言語聴覚療法が開始され、2週間に1回の合同カンファレンスで、回復期病棟への紹介または地域包括ケア病棟への転棟と患者さま個々のニーズに対応できるようリハビリを進めています。

  • 呼吸器疾患はリハビリがまだ広く普及されていませんが、当院ではこれらの疾患においても入院・外来の患者さまに隔週で合同カンファレンスを実施し、エビデンスに沿ったリハビリを提供するとともに他施設とも交流し充実を図っています。

  • 心血管疾患は、急性心筋梗塞、CABG術後、弁置換術後、大動脈解離、ASO等の入院・外来の患者さまに対し、最新機器で評価・リハビリを実施するとともに2週に1回のカンファレンスを行いより安全で効果的なリハビリを心がけています。

  • 摂食・嚥下機能に障害のある方に対して、レントゲン透視下にて造影剤入りの食物等を嚥下して頂き、摂食・嚥下機能を評価する嚥下造影(VF)検査を行っています。

施設基準

  • 運動器疾患リハビリテーション(I)

  • 脳血管疾患等リハビリテーション(I)

  • 呼吸器疾患リハビリテーション(I)

  • 心大血管疾患リハビリテーション(I)

  • 廃用症候群リハビリテーション(I)

  • がん患者リハビリテーション

施設概要

  • 理学療法室

  • 作業療法室

  • 言語聴覚療法室

スタッフ

  • 理学療法士(PT):15名

  • 作業療法士(OT):5名

  • 言語聴覚士(ST):2名

  • 事務:3名

主な検査・医療設備

  • 施設基準認定機器

  • トレッドミル

  • 自転車エルゴメーター

  • 呼吸筋力測定器

  • 超音波治療器

  • 心電図モニター

  • 巧緻動作訓練用具

  • 上肢機能検査用具

  • 各種自助具

  • 標準失語症検査(SLTA)キット

  • 失語症検査キット

  • コース立方体組み合わせ検査キット