整形外科・リウマチ科
診療科の紹介
~整形外科から患者さまへのメッセージ~
人生100年時代の到来
長寿3か条は
・人と会話ができる
・食事をおいしくいただける
・歩くことができる
ことです。
自立した生活を営めることは精神的にも経済的にも患者さまに関わる全ての方にとっても幸せなことです。
そのためには四肢・体幹の運動器が正常に機能していることが重要です。
四肢体幹の各運動器は互いに連動し動作バランスを保っているため1か所の運動器障害でも一時的または永続的な身体機能の低下を引き起こします。機能低下が長引けば循環・消化・排尿機能などの重要な生理機能を低下させ命を脅かす重篤な合併症を引き起こすかもしれません。
‘体を動かすこと’は心肺機能を強化するだけでなく消化管の蠕動(ぜんどう)を促進し食欲増進につながり食事をおいしくいただけます。運動器から伝達される脳への刺激が認知機能低下を予防し身近な人との会話など交流促進にもつながります。
ゆえに‘歩くことができる’は‘長寿100歳の頂’へと導いてくれる最重要事項と言っても過言ではありません。
診療内容
当院の整形外科診療では日本整形外科学会の専門医がそれぞれの専門分野で患者さまが日常生活で‘動けること・歩けること’の喜びを実感していただけるよう運動機能障害をきたす疾患の治療を行っています。
特に加齢による変化(関節症・脊椎症など)や けがによる損傷(骨折・靭帯損傷など)の運動器疾患に対して痛みを和らげ生活動作が早期に改善するよう患者さまと相談しながら保存加療(薬剤・装具療法・理学療法など)を行い十分な治療効果が得られない場合には積極的に手術加療を実施しております。
手術を受けられる患者さま一人一人の病態を術前の検査で評価し医師間で話し合い(定期カンファレンス)決定した治療方針(学会策定のガイドラインや学術論文を参考にEBMに基づいた治療法を選択)に従って手術を実施しています。周術期(手術前後の期間)の管理では内科疾患既往の多い患者さまが安心して入院生活が送れるよう専属内科医師の協力のもと管理上の注意点を確認しながら術後合併症の予防と管理に努めています。
リハビリテーションではクリニカルパスを基準に担当理学療法士が患者さまの病態に合わせた理学療法・作業療法を行い運動機能の回復に努めています。私たちは日進月歩の医療の変化に遅れることなく治療内容に施設較差が生じないよう最良の医療提供を目指して頑張っております。
当院では2024年6月より‘人工関節センター’を開設しました。
最先端のロボット支援システムを導入した人工関節手術(人工股関節全置換術・人工膝関節全置換術)を行っています。治療を受けられる患者さまに日常生活で‘歩ける喜び’を実感していただけたら幸いです。
(詳細は育和会記念病院 人工関節センターホームページをご覧ください)
より多くの患者さまのニーズにお応えできるようスタッフ一同心よりご来院をお待ちしております。
当院で実施している手術内容
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膝関節
人工膝関節(TKA・UKA)・関節鏡視下半月縫合 -
股関節
人工股関節(THA)・人工骨頭挿入(BHA) -
肩関節
内視鏡下腱板修復・リバース型人工肩関節(RSA)
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脊椎
椎間板酵素注入療法・経皮的椎体形成(BKP)・内視鏡下椎間板摘出(MED) -
顕微鏡下脊柱管拡大減圧術
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四肢外傷
経皮的鋼線刺入固定術・骨折観血的手術・関節内骨折観血的手術
ドクター紹介
氏名 | 役職 | 資格 | 専門分野 |
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高田正三 | 名誉院長 | 日本整形外科学会専門医・指導医 | 関節・脊椎 |
新山文夫 | 副院長 | 日本整形外科学会専門医・指導医 | 脊椎・関節 |
豊田嘉清 | 部長(人工関節センター 顧問) | 日本整形外科学会専門医・指導医 | 関節・骨粗鬆症 |
友田統明 | 副部長(人工関節センター 主任) | 日本整形外科学会専門医 | 関節・外傷 |
寺村晋 | 医員 | 日本整形外科学会専門医 | 外傷 |
診療協力ドクター紹介
氏名 | 認定資格など | 専門分野 |
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苅田充明 | 日本脊椎脊髄学会認定指導医・日本整形外科学会専門医・指導医 | 脊椎 |
谷口充 | 日本スポーツ協会スポーツドクター・日本整形外科学会専門医 | 肩・膝・スポーツ |
診療担当表
専門分野の受診をご希望の患者さまは下の診療担当表をご覧いただき予約の際に係りの者にご相談下さい。月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 高田 | 新山 | 豊田 | 高田 | 新山 | 当番医 ※ |
友田 | 豊田 | 谷口 | 寺村 | 友田 | ||
寺村 | 谷口 | 吉元 | ||||
人工関節外来 14:00~15:30 |
友田 | 谷口 | 豊田 | 高田 | 新山 |
※ 土曜午前:予約のみ(患者さまによる予約の取得はできません)
お知らせ
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当院は日本整形外科学会の研修指導施設として若手医師を指導し専門医の育成に尽力しています。
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JOANR(日本整形外科学会症例レジストリー)について
当院にご入院・手術加療を受けられた患者さまを対象に診療登録に関する大規模な研究へ参加いただいております。個人情報保護法を遵守し厳密な管理のもと医療教育や診療発展のために他施設間での診療情報を共有させていただいております。研究期間は2020年から約10年間を予定しております。
参加辞退をご希望される方は主治医に不参加をお伝えください。